カンパニアの学びのかまどは、より本質に迫り、自分たちの意識や暮らしの中の一瞬一瞬の選択が、より本当の意味でサステナブルになってゆくことを目指しています。
 
パンをいっしょにこねて、発酵し、焼き上がりをみんなでお祝いして分け合って食べる。そんなことを目標にしています。
 
それは、本当の学びとは、必ずしも「スッキリわかる!」とか、「新しい知識や情報を得て満足感に浸る」というものではないのではないか?と考えています。
本当に自分ごととして向き合おうとするとき、ただモヤモヤが残るだけかもしれない、、、
頭がフリーズして固まったまま終わるかもしれない、、、でも、、、人はもっと複雑で、人の営みももっと複雑で、単純に切り分けることではすまないことに取り組む、、、ゆっくりじっくり発酵させるように、その時 その時間だけでも真摯に考え向かい合う、、、そんな人に参加してほしいと思っています。
 
SDGsについては、一年以上をかけて、つながるコミュニティである、トランジション・タウンとセブン・ジェネレーションズのコミュニティのみなさんといっしょに、国連から発表されている2030アジェンダを読んできました。
読んでみてわかったことは、「言葉がむずかしくて、つまんな〜い!」ということ(笑
なので!SDGsの本質は踏まえつつ、自分たちの暮らしの中で使ってゆける、私たちのSDGsを自分たちで考えたり、各目標間のつながりを考えたりする新シリーズを作ろう!ということになりました。
 
月に2回ずつ、毎回1つのターゲット目標に中心を置きつつ、具体的な問題から、浮かび上がる言葉や、実際にできることをみんなで考えてゆく構成を考えています。
 
SDGsのターゲット1は「貧困をなくそう。ターゲット2は「飢餓をゼロに」なのですが、この2つのテーマは、切っても切れないもの。なので、この2つのテーマはいっしょに、2回分を使って深堀していこうと思っています。
 
国連やJICA(国際協力機構)のページを読むと、以下のような記述があります。
貧困には、絶対的貧困と相対的貧困があります。
絶対的貧困は、人間としての最低限度の生活・生存を維持するのが困難なほどの貧困状態を指します。一般的には、最低限必要とされる食糧と食糧以外のものが購入できるだけの所得または支出水準(=貧困ライン)に達していない人々を絶対的貧困者と定義します。
対して相対的貧困は国の生活水準や文化水準と比較して困窮だと判断された状態です。例えば、所得が地域内の下位10%に属する人は、相対的貧困者となります。
 
一方、カンパニアで考える貧困は、必ずしも所得=お金に換算できるものばかりではないと考えています。
たとえば、収入が多くあってもストレスも多く、散財しても散財しても心が満たされない状態ならば、それはやはり貧困なのではないかと考えます。
逆に、仮に貧困と定義されるほどの収入しか得られていなかったとしても、食べるものを自分で作ることができたり、分けあえる友達がいたり、困ったことを助けてくれる仲間がいたりするなら、それは果たして貧困でしょうか?逆に豊かな場合だってあり得ると思います。
 
1回目を5/19に行いました。
貧困って何だろう?って、いろんな声が聞かれました。
・貧困=お金がない、ではないよね、、、
・貧困や飢餓には、少なくとも2つのレベルがある、、、
命を養えないほどの貧困や飢餓という状態と、
いくらお金があってもなくても、本人がお金に追われ困っている、と感じていれば、それは貧困である、、、
・自分は気づいていなくても、意識していなくても、誰かを犠牲にしている、誰かから奪って成り立っている、ということがあるのではないか、、、ただ見ようとしていない、気付こうとしてないだけではないか、、、
 
こんな話を、1回目はしました。
これを踏まえて。
「誰かを犠牲にしない、奪わない」暮らしって何だろう、、、
2回目は、こんな問いから はじめたいと思っています。
 
2回目からの方も、ご遠慮なく参加してくださいね。
 
 
【ZOOM URL】
https://us02web.zoom.us/j/730756422?pwd=U3pkV1JTUkRwUE5NbnBhVnAyVHEzdz09
 
ミーティングID:730 756 422
パスワード:543771
 
 
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